株主変更のお知らせ
このたび弊社の筆頭株主である株式会社KGエデュケーションホールディングスは、所有する株式会社桐原書店(以下桐原書店)の株式を学研グループ傘下の株式会社Gakken(以下Gakken)に譲渡することを決定いたしました。これによりGakkenは桐原書店の発行済全株式の過半数を取得し、桐原書店は、TOPPANグループ、および現在の親会社である株式会社KGエデュケーションホールディングスから離れ、Gakkenの関係会社(子会社)として新たにスタートします。株式譲渡日は9月12日を予定しております。現在、両社が事業を展開する高校教育事業を取り巻く環境は大きく変化しております。大学入学者選抜改革により、学校推薦型選抜、総合型選抜による入学者が半数を超え、多面的・総合的な評価の観点から、語学検定や小論文・プレゼンテーションといった、従来の教科学習以外の学習ニーズが高まっています。また、「自己の在り方生き方を考えながら、よりよく課題を発見し解決していくための資質・能力を育成すること」(高等学校学習指導要領)を目的とした探究学習が2022年度から本格実施され、高校現場では試行錯誤しながら取り組みが進められています。これらに伴う教育市場の大きな変化は、創業57周年を迎える桐原書店にとって、教育界における高いブランド認知度を武器に、大きく成長できる格好のチャンスと捉えています。
弊社のブランド力、商品開発力はGakkenも高く評価しており、両社が力を合わせることで、多様化する先生方・生徒の皆さんのニーズを満たす、より質の高いサービスの提供が実現することを期待しています。
桐原書店は、半世紀にわたる教科書・教材出版活動の中で培われてきた教育コンテンツ開発のノウハウ、現場を直接回ることで得られた学校関係者・取引先との厚い信頼関係に加え、デジタル教材の開発、ベンチャー企業との業務資本提携などを遂行した事業展開力をフルに活用し、学研グループにおいて成長のスピードを加速させていく所存です。
グループイン後も、桐原書店は従前の検定教科書や教材の発行を継続いたします。連絡先、商号、組織、契約の主体の変更もありません。新たな役員構成は、9月中旬以降に発表できる見込みです。
学研グループのメンバーとして、大きく成長する桐原書店の姿と、これからの時代を切り開いていく事業展開にどうかご期待ください。
代表取締役社長 門間正哉