重要古文単語315 四訂版 例文音読・入試問題 第二章 よし/やう

例文音読 よし/やう

入試問題 よし/やう

1
赤字の意味として最も適当なものを、次の①~④から一つ選びなさい。(中央大)

よしある女なりければ、よくておこせてむと思ひたまひけるに、色などもいと清らなる扇の、香などもいとかうばしくておこせたる。

① 前世からの因縁のある女性
② 身分の高い女性
③ 優雅な女性
④ 風流のたしなみのある女性

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解答 ④

2
赤字の意味として最も適当なものを、次の①~④から一つ選びなさい。(西南学院大)

この侍、「何を題にて、つかまつるべきぞ」と申せば、「裸なるよしをいひて詠め」といふに、程もなく、震ふ声ささげて、詠みあぐ。

① 次第
② 手段
③ 風流
④ 口実

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解答 ①

3
赤字の意味として最も適当なものを、次の①~⑤から一つ選びなさい。(同志社大)

かたへの山陰のいとかごかなる所に、田舎びて結ひわたしたる竹垣のまばらなるを囲ふばかり、朝顔の心地よげにはひかかりたる夕影なれば、見所もなけれど、「おのれはあだの」など思ひ出でられつつ、夕顔ならませば今すこし心のとまりぬべく、また小薄(をすすき)の穂に出でたらん所やあると、例ならず今めかしう思ひ続けて、これもゆゑなきにはあらじと目とまりぬるに、ものふりたる木立もよしありて、こちたきにはあらぬ檜皮屋(ひはだや)のさまもゆゑづきたるは、何人の住みかならんとゆかしきに、人影などもせず、むごに下ろしこめられて、いとしめやかなり。

① 不吉そうで
② 傾いていて
③ 由緒ありげで
④ きらびやかで
⑤ 見覚えがあって

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解答 ③

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