重要古文単語315 四訂版 例文音読・入試問題 第二章 しげし/すごし/いたし
例文音読 しげし/すごし/いたし
入試問題 しげし/すごし/いたし
問1
赤字の意味として最も適当なものを、次の①~⑤から一つ選びなさい。(関西学院大)
(帝は)このことを、「限りなきことと受け引き、思ふことのなきにこそあんなれ」と聞こし召すに、いとけやけけれど、「人聞きには、げに世に久しくさへえあらじと見ゆる人ぞかし。げにげに、さもありぬべきことぞかし」とおほやけしう仰せられなして、
① はっきりしないけれど
② 目に余るけれど
③ 気の毒だけれど
④ 心細いけれど
⑤ 理に適っているけれど
解答を表示
解答 ②
問2
赤字の意味として最も適当なものを、次の①~④から一つ選びなさい。(中央大)
はたしてこよひ寝られねば、「昼見れど飽かぬ田子の浦」といひし古人の心をも思ひ出でられて、やをら起き出でてみるに、月はいづくよりさすらん、波の上ところどころおぼろに白く、見慣れぬ景色も珍しきものから、いとすごき心地すれば、引きたてて入りぬ。
① わくわくする
② ぞっとする
③ 興ざめな
④ 疲れた
解答を表示
解答 ②
問3
赤字の意味として最も適当なものを、次の①~⑤から一つ選びなさい。(関西学院大)
波の音のみすごう聞こえて、いとど袖の上もしをれがちなるに、昔いかなる者のしわざにかありけん、五丈ばかりありける石の面に、
あはれなり雲路つらなる波の上に知らぬ舟路を風にまかせて
といふ古き歌をぞ書き付けける。
① うるさく
② 絶え間なく
③ はっきり
④ ものさびしく
⑤ 弱々しく
解答を表示
解答 ④
問4
赤字の意味として最も適当なものを、次の①~④から一つ選びなさい。(中央大)
『今とりかへばや』とて、いといたきもの、今の世に出(い)で来たるやうに、『今隠れ蓑』といふものをし出だす人のはべれかし。
① とてもすばらしいもの
② とても痛々しいもの
③ とても情けないもの
④ とても興味深いもの
解答を表示
解答 ①