重要古文単語315 四訂版 例文音読・入試問題 第一章 わりなし/本意なし/あさまし
例文音読 わりなし/本意なし/あさまし
入試問題 わりなし/本意なし/あさまし
中ごろ、三井寺(みゐでら)にわりなく貧しき僧ありけり。
① どうしようもなく
② たまたま
③ 不思議なことに
④ 自業自得で
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解答 ①
いとほしみて、使ひたまふに、ねびまさるままに、心ばせ、思ひはかりぞ深く、わりなき者なりける。
① 分別がない
② 強引な
③ 優れた
④ 美しい
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解答 ③
岸のいと高きところに舟を寄せて、わりなうただ上げに担ひ上ぐ。轅を板敷に引きかけて立てたり。
① 格別に
② 簡単に
③ 強引に
④ 慎重に
⑤ 無断で
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解答 ③
「本意なしなどばかりは思ふとも、いかに、事にふれて我などをば、かくなめげにもてなすぞ」と、むつかり給ふと聞きて、
① 誠意がない
② 本気でない
③ 信用していない
④ 思うようにならない
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解答 ④
「これこそまがまがしかめれ。静かなる所はさもありなむ。一年ばかりはとあればいとあさましく。幼ければ、何心なくていつとも知らで、離れてあらむとものしけるにこそあなれ」といと心苦しげにのたまへば、
① 意外で
② 情けなくて
③ 興ざめで
④ 腹立たしくて
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解答 ①
何心もなく語るもいとほしながら、心のうちには、「あさましく、たばかられにけるものかな」と思ひつつ、「対の方に、いかばかりをこがましく思ふらん。筑前が口惜しさよ」と思ひて、
① いやしく
② 華々しく
③ 情けなく
④ 意地汚く
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解答 ③
男君(をとこぎみ)、太郎は左衛門督(さゑもんのかみ)と聞こえさせし、悪心起(おこ)して(あ)うせたまひにし有様(ありさま)は、いとあさましかりしことぞかし。
① 人目を引いた
② 愚かであった
③ 不思議だった
④ あきれはてた
⑤ ふさわしくなかった
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解答 ④
からうじておはしまして、「あさましく心よりほかにおぼつかなくなりぬるを、おろかになおぼしそ。御あやまちとなむ思ふ。かく参り来ること便悪しと思ふ人々、あまたあるやうに聞けば、いとほしくなむ。大方もつつましきうちに、いとどほど経ぬる」と
① 見苦しい様子で
② 心が晴れない様子で
③ 卑劣に思われるほど
④ 気の毒に思われるほど
⑤ 我ながらあきれるほど
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解答 ⑤
あさましく心ばへいみじくて、よろづにつけて正直に侍りければ、その内の人、聖房(ひじりばう)とぞ名付けにける。
① 意外なことに
② 嬉しいことに
③ 神妙なことに
④ 歎かわしいことに
⑤ 喜ばしいことに
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解答 ①
蔵人、「もしこれを聞こしめしけるにや」とあさましく思ひて、蔵人はその小家の前にうち立ちて、吉祥を以(もつ)て走らしめて、「京中皆静まりて、女の泣く声無し。
① あわれに
② 恐ろしく
③ 不思議に
④ 珍しいと
⑤ 嘆かわしく
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解答 ③
聴聞の人々も、いかなる事ぞと思ひて、目も心もあきれけり。
① 呆然として
② 愛想が尽き
③ 怒気を表し
④ 嫌気がさし
⑤ 軽蔑を込め
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解答 ①