重要古文単語315 四訂版 例文音読・入試問題 第一章 あやし/さうざうし/つれなし/なめし
例文音読 あやし/さうざうし/つれなし/なめし
入試問題 あやし/さうざうし/つれなし/なめし
問1
赤字の意味として最も適当なものを、次の①~④から一つ選びなさい。(中央大)
あやしく聞こし召しけるほどに、居飼(ゐかひ)、おひつきて、かくと申しければ、いかにあさましく、をかしく思(おぼ)し召しけむ。
① 不愉快に
② 見苦しく
③ 卑しく
④ 不思議に
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解答 ④
問2
赤字の意味として最も適当なものを、次の①~⑤から一つ選びなさい。(中央大)
小舎人、「雑色殿にはおはせず、秀才殿(しうさいどの)のならせ給へるなり」と言ひければ、あやしくなりて、家あるじ、「いかなることぞ」とたづねけるに、
① 不審に思って
② 不気味に思って
③ 素性を疑って
④ 不満に思って
⑤ 気分が悪くなって
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解答 ①
問3
赤字の意味として最も適当なものを、次の①~④から一つ選びなさい。(西南学院大)
「あやしうおぼすべけれど、詳しき有様はみづから聞こえむ。かならず若き人具しておはせよ。うしろめたきことは、よに聞こえじ」と、
① 卑しく
② 珍しく
③ 不安に
④ 奇妙に
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解答 ④
問4
赤字の意味として最も適当なものを、次の①~⑤から一つ選びなさい。(関西学院大)
ただ、「この山へまかり入りし時、また帰り出でじと思ひかため侍りしかど、いとまを申さずして家を出でて侍りし事の罪さりがたくて、また立ち戻り候ひつれども、あらぬ心にて、かく出で侍るなり。今より後は、たとひ御尋ね候ふとも、いささかもこれまで出づる事つかまつるまじ。されば、今はこればかりなん限りにて侍るべし。我を見まほしく思さば、心をおこして仏道を願ひ給へ。この世にては、たとひ思ふばかりそひ奉りたりとも、いつまでか見奉らん。我も人も後れ先立つ習ひ逃れがたければ、せんなく侍るべし」とつれなく答へて、帰り登りにけり。
① 遠慮がちに
② 悲しげに
③ 無愛想に
④ すらすらと
⑤ せわしなく
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解答 ③
問5
赤字の意味として最も適当なものを、次の①~④から一つ選びなさい。(学習院大)
この一条殿の仕(つかまつ)り人とかやのために、なめきことし給(たう)びたりけるを、
① 無礼なこと
② 軽く見ること
③ 生意気なこと
④ ひきょうなこと
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解答 ①